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「薬を飲む」は eat medicine ではない!「take」こそが日本人に最も不足している万能動詞

薬を飲むのは eat medicine ではない!「take」こそが日本人に最も不足している万能動詞

風邪をひいて医者に行き、家に帰って外国人の友達に「毎朝薬を飲まなければならない」と言いたいとき、多くの人が思わず I eat medicine. と口にしてしまいます。相手には伝わりますが、少し違和感を覚えるでしょう。問題は、私たちが日本語の「食べる(吃)」をそのまま eat に置き換えてしまうことにあります。しかし、英語で「薬を飲む」には別の動詞が使われます。

このようなつまずきは、英語力があるかどうかとは関係ありません。純粋に日本語と英語の動詞の役割分担が異なるためです。日本語では「薬を飲む、体温を測る、写真を撮る」とそれぞれ異なる動詞を使いますが、英語ではしばしば take 一つでこれらすべてを表現できます。今日は「✗ 直訳英語 → ✓ 自然な表現」の対比を使って、この万能動詞 take をあなたのツール箱に取り戻しましょう。

なぜ take を使うのか

日本語の「食べる」や「飲む」は、口に入れるものであれば何にでも使えます。ご飯を食べる、薬を飲む、アメを食べるなど。しかし、英語の eat は「食べ物を噛んで、栄養として摂取する」ことを指します。薬はそれとは別のカテゴリーに属するため、ネイティブスピーカーは take を使います。

  • I eat medicine every morning.
  • I take medicine every morning.(私は毎朝薬を飲みます。)

覚え方はとてもシンプルです。薬は「服用する」もの。日本語にも「服薬する」という言葉がありますが、take はこの「服用する」という動作に対応しています。今度「薬を飲む」と言いたくなったら、頭の中でまず「服用する」に置き換えてみてください。自然と take が出てくるはずです。

錠剤、液薬、ビタミン剤もすべて同じです:

  • Did you eat your pills?
  • Did you take your pills?(薬は飲みましたか?)
  • Remember to take your vitamins.(ビタミン剤を飲むのを忘れないでね。)

take your temperature:体温を測る自然な表現

「体温を測る」と聞くと、教科書で「測定する」と習った measure を思い浮かべる人が多いかもしれません。文法的には measure でも間違いではありませんが、ネイティブスピーカーは体温、血圧、脈拍を測る際、習慣的に take を使います。

  • Let me measure your temperature.
  • Let me take your temperature.(体温を測らせてください。)

measure には「定規などを使って正確に測定する」というニュアンスがありますが、ここでの take は「数値を取得する」といったニュアンスに近くなります。医師や看護師が体温を測る場面では、ほとんどの場合 take が使われます。

健康に関する他の測定値にも共通して使えます:

  • The nurse took my blood pressure.(看護師さんが私の血圧を測ってくれました。)
  • Let me take your pulse.(脈を測らせてください。)

take a photo:写真を撮るときの小さな落とし穴

「写真を撮る」に take を使うことは誰もが知っていますが、ここで日本人が間違えやすいのが、その後に続く前置詞です。「写真を撮ってくれますか」と頼むとき、多くの人がこう言ってしまいます:

  • Can you take a photo for me?
  • Can you take a photo of me?(私の写真を撮ってくれますか?)

ポイントは forof の違いです。take a photo of me は「『私』を被写体にした写真を撮る」、つまり自分が写真に写ることを意味します。一方、take a photo for me は文字通り「私の代わりに写真を撮る」という意味になり、シャッターを押すのを手伝ってもらうものの、写真には自分は写らない(例:風景を代わりに撮ってもらう)ように聞こえます。一緒に写りたい、または自分が写る写真を撮ってほしい場合は、of を使いましょう。

見分けるコツ:of の後ろには「写真に写る人や物」が来ます

  • I took a photo of the sunset.(夕日の写真を撮りました。)
  • Can you take a photo of us?(私たちの集合写真を撮ってくれますか?)

ついでに覚えたい頻出の take 3選

take の本質的な意味は「取り入れる、行う、費やす」にあります。以下の3つも、日本人が逐語訳(直訳)して間違えやすい表現です:

  • I want to sit the bus. → ✓ I want to take the bus.(バスに乗りたいです。)乗り物に乗る時は take を使います。
  • Let's rest a break. → ✓ Let's take a break.(少し休憩しましょう。)「休憩する」は定番フレーズの take a break を使います。
  • How much time does it spend? → ✓ How long does it take?(どのくらい時間がかかりますか?)時間を費やす場合は take を使い、主語はその事柄自体になります。

これらの文をまとめて見てみると、take が「服用する、取得する、乗る、行う、費やす」といった、日本語の様々な動詞をカバーしていることがわかります。これこそ、英語で最も優先してマスターすべき万能動詞です。

まとめ一覧表

日本語✗ 直訳英語✓ 自然な表現
薬を飲むeat medicinetake medicine
体温を測るmeasure your temperaturetake your temperature
私の写真を撮るtake a photo for metake a photo of me
バスに乗るsit the bustake the bus
休憩するrest a breaktake a break

一度にすべてを暗記する必要はありません。まずは「薬を飲む」など、自分が最もよく使うシチュエーションを1つ選び、今週話すときに意識して take を使ってみましょう。習慣になってから、次の表現を足していけば大丈夫です。

Loopy での練習方法

ルールを知ることは第一歩にすぎません。実際に口から出せるようになるには、リアルな場面で何度もその表現に出会う必要があります。Loopy では、take のような万能動詞を日常生活に即した会話の中に組み込んでいます。医者に診てもらう、体温を測る、友達と写真を撮るなどの場面で、ネイティブスピーカーがどのように使っているかを繰り返し耳にすることになります。

  • レベル別コース:あなたの A1–B1 レベルに合わせて、ちょうどいい難易度の会話を選択できます。take の様々な使い方が文中に自然に登場し、実際のシチュエーションと結びついているため、単語リストを単に暗記するよりもはるかに記憶に残りやすいです。
  • リスニング&シャドーイング:ネイティブスピーカーの文に続いて Let me take your temperature. と実際に口に出して練習します。正しい表現を口に馴染ませることで、次回は自然と take が口から出てくるようになります。
  • 記憶曲線復習:今日学んだ take a photo of me は、忘れかけた絶妙なタイミングでシステムが再度復習を促します。これにより、しっかりと長期記憶に定着させることができます。
  • 辞書機能:組み合わせに自信がないときは、その場ですぐに調べて take の例文や使い方を確認し、疑問をその場で解決できます。

まずは1つの take から始めてみましょう。あなたの英語は、もっとネイティブスピーカーに近づいていきます。焦らずに、少しずつ進めていきましょう。