running でなぜ n が重なる? -ing / -ed をつける時の3つのスペル変化ルール
これまでに He is runing. と書いて先生に丸で囲まれたことはありませんか?あるいは「彼は立ち止まった」を He stoped. と書いて、何かおかしいなと感じたことは?実は run が running に、stop が stopped になるのには、それぞれルールがあります。この記事では、-ing や -ed をつける時に最もよく見られる3つのスペル変化について解説します。これらを理解すれば、一つひとつ丸暗記しなくても、動詞を見ただけで正しいスペルを自分で導き出せるようになります。
-ing は通常、現在進行形(I am eating.)で使われ、-ed は規則動詞の過去形や過去分詞(I walked home.)で使われます。ほとんどの動詞は walk → walking / walked のように、そのままつけるだけで大丈夫です。注意が必要なのは、形が「変化」する少数の動詞ですが、それらの変化パターンは実は3つしかありません。
ルール1:短母音で終わる場合は最後の文字を「重ねる」
まずは、こちらの比較を見てみましょう。
- run → running(
runingではなく) - stop → stopped(
stopedではなく) - swim → swimming
- plan → planned
なぜ文字が1つ増えるのでしょうか?その鍵は発音にあります。run の u は**短母音**で、短く発音されます。もし runing とだけ書くと、後ろの1つの n の影響で、前の u を長母音のように発音したくなってしまいます。ちょうど tuning(チューニング)のようになります。もう1つ n を書くことで、母音を短い発音のまま「ロック」し、正しい発音を維持しているのです。
見分けるコツ:1音節で、最後が「子音+母音+子音(CVC)」なら重ねる。 CVCとは、「子音(Consonant)+母音(Vowel)+子音(Consonant)」のことです。単語の最後の3文字を分解してみましょう。
- r-u-n:u は母音、その前後は子音で、CVC に当てはまる → 重ねて running になる
- s-t-o-p:o は母音、その前後は子音で、CVC に当てはまる → 重ねて stopped になる
逆に、CVC に当てはまらないものは重ねる必要はありません。
- rain → raining(最後が a-i-n で母音が2つ並んでおり、CVC ではない)
- help → helping(最後が l-p で子音が2つ並んでおり、CVC ではない)
実際の例文で確認してみましょう。
The kids are running in the park.(子供たちが公園を走っています。)
The bus stopped at the corner.(バスが角で止まりました。)
注意:w、x、y で終わる単語は重ねません。例えば snow → snowing や fix → fixing などです。これらは CVC のように見えますが、w や x の発音の特性上、重ねる必要がありません。この小さな例外だけ覚えておきましょう。
ルール2:サイレント e(発音しない e)で終わる場合は「e を消す」
2つ目のパターンは、「発音しない e(サイレント e)」で終わる動詞です。この e 自体は発音されませんが、その前にある母音を長く発音させる役割を持っています。例えば、make の a が長母音になるのは、この e のおかげです。
-ing や -ed をつける時は、まずこの e を取り除いてからつけます。
- make → making(
makeingではなく) - hope → hoping(
hopeingではなく) - write → writing
- dance → danced
例文:
I am making dinner now.(今、夕食を作っています。)
She danced all night.(彼女は一晩中踊りました。)
このルールはルール1と混同しやすいので、ここで比較テストをしてみましょう。 hope と hop は e があるかないかの違いだけですが、結果は大きく異なります。
- hope(望む、サイレント e あり)→ e を消す → hoping:I am hoping for good news.(良い知らせを期待しています。)
- hop(ぴょんぴょん跳ぶ、CVC)→ 重ねる → hopping:The rabbit is hopping.(ウサギが跳ねています。)
違いが分かりましたか?語尾に e があるかないかで、「e を消す」のか「重ねる」のかが決まります。次回迷った時は、まず「この単語の最後には発音しない e があるかな?」と自分に問いかけてみてください。あれば e を消し、なければルール1の CVC に当てはまるか確認しましょう。
ルール3:子音 + y で終わる場合、-ed をつける時は y を i に変える(-ing をつける時は例外)
3つ目のパターンは、y で終わる動詞のルールです。ここには分かりやすい役割分担があります。次の2つのポイントを覚えるだけで十分です。
-ed をつける時、子音 + y → y を i に変えて ed をつける:
- study → studied(d は子音なので、y を i に変える)
- carry → carried
- try → tried
- cry → cried
例文:She studied English for two hours.(彼女は2時間英語を勉強しました。)
ただし、-ing をつける時は、y は常にそのまま残して直接つけます:
- study → studying(
studiingではなく) - carry → carrying
- try → trying
例文:He is carrying a heavy bag.(彼は重いバッグを運んでいます。)
なぜ -ing の時は y を変えないのでしょうか?英語では i が2つ並ぶのを嫌うためです。studiing は見た目にも不自然なので、-ing の時は一律で y をそのまま残します。
また、もう1つ前提として覚えておくべき点があります。「子音 + y」の時だけ変更します。「母音 + y」の場合は、y は変えずにそのままつけます。
- play(a は母音、その後に y)→ played、playing(
plaiedではなく) - enjoy(o は母音、その後に y)→ enjoyed、enjoying
例文:We played soccer and enjoyed the game.(私たちはサッカーをして試合を楽しみました。)
3ステップ総復習:動詞に出会ったらこう判断する
次回、-ing や -ed をつける時は、次の順番で3つの質問を自分に問いかけてみてください。
- 最後が y ですか? そうであれば、その前の文字を確認します。「子音 + y」で ed をつけるなら i に変え(study → studied)、「-ing」をつけるなら y はそのまま残します(studying)。「母音 + y」の場合は何もしません(played)。
- 最後が発音しない e ですか? そうであれば、e を消してからつけます(make → making、hope → hoping)。
- 最後が CVC(子音+母音+子音)ですか? そうであれば、最後の文字を重ねます(run → running、stop → stopped)。
3つの質問のどれにも当てはまらない場合は、そのまま walk → walking / walked のようにつければ大丈夫です。この3つの質問をフィルターとして、上から順番にチェックしていけば、ほとんどのよく使われる動詞を正しく変化させることができます。
Loopy での練習方法
ルールを見るだけなら簡単ですが、実際に使うとなると戸惑うものです。Loopy では、これらの動詞変化をレベル別コースのリアルな例文の中に組み込んでいます。自分のレベル(A1〜B1)に合った文脈の中で、running、stopped、studied などの変化形に何度も自然に触れることで、スペルが頭に刻み込まれていきます。
不確かな動詞に出会ったら、Loopy の辞書を開いて、正しいスペル、発音、例文をすぐに確認できます。その場で3つのルールに照らし合わせてチェックが可能です。また、**シャドーイング(音読)**機能を使えば、ネイティブスピーカーの後に続いて He is running. や She studied hard. と発音し、短母音での重複やサイレント e の省略の違いを耳で覚えることができます。目で見て、耳で聞きながら一緒に学びましょう。
学んだ動詞は、Loopy の**記憶曲線復習システム**が、忘れかけた絶妙なタイミングで再度出題します。study → studied、carry → carrying のような間違いやすい変化を繰り返し復習することで、考えなくても正しくスペルが書ける直感が身につきます。少しずつ積み重ねることで、もう二度と runing と書いてしまうことはなくなります。